引越しに思うこと

幼い時に、何度か引越しを経験しました。最初はまだ私が乳飲み子だった頃です。祖父母と同居していたけれど、独立するために田舎へ出たというものでした。その田舎でも家主の事情で一時期、仮家に住むことがありました。

続いて小学校5年生の時です。当時住んでいた所は田舎だったのですが、親の仕事の都合で引越し先を探しました。何の責任も考えなくて良い小学生の自分は、ただ、引越し先はどこになるのだろう、とワクワクしていました。最初に不動産屋から紹介された安い物件を下見に行くというので一緒に行きましたが、自分の想像していたよりも遥かに田舎だったので「こんな所は絶対に住みたくない」と言ったのを覚えています。

結局、最初の下見の時とは全く違う街中へ引っ越しました。元々田舎育ちの自分には、都会の子は遊び方も違い、考え方も異なり、かなりのカルチャーショックを受けましたが、それなりに楽しい生活でした。

その後、自分が結婚するまでにも、同じ市内で4度引っ越しをしました。途中、親の事情で母子家庭になったのですが、母一人で子育てと仕事をしながら生活をしていくのに、綺麗で立派な住まいを選ぶことは出来ず、仕方のないことだと分かってはいても、当時中学生の私はボロボロのアパート暮らしを友人に知られたくないと隠すのに必死でした。

そして自分が成長するに従って、引越しの大変さ、現実というものを実感しました。家賃、ほんの数千円、数万円の差から住まいの環境、待遇など全く異なり、その数千円が年単位で計算すると数万の差に。当たり前のことですが軽く考えてはいけない現実です。引越し業者に料金を払い、引越し先にも敷金などを前払いして、引越し後も前の住居の清算、引越し先での生活必需品の準備、新旧宅の光熱費の管理など、とにかくお金がかかります。http://www.clfhh.com/

何も考えなくても良い子供時代には好きなことを発言し、思春期には自分の住まいを恥じ、結婚後に初めて引越しの大変さ、責任というものを知った次第です。今、自分の娘達も引越しの大変さは分かっていません。彼女達も家庭を持って、自分達で行動をした時になって、初めて実感するのだろうと感じています。